事業のご案内

ふくおか木質バイオマス発電所への燃料供給事業について

ふくおか木質バイオマス発電所は、福岡県初となる国内材を専焼する木質バイオマス発電所です。森林整備の過程で発生する間伐材など未利用木材を有効活用するものであり、筑前町に立地することにより福岡県内全域及び近隣地域を集荷範囲としています。
林業関係者等で組織する「ふくおか木質バイオマス木材安定供給協議会」が木材を供給、「グリーパークN&M株式会社」がチップを製造、「九電みらいエナジー株式会社」が木質バイオマス発電所の運営を行ないます。
グリーンパークN&M株式会社と九電みらいエナジーは、木質バイオマス発電を通じて、再生可能エネルギーの普及拡大と林業や地域の活性化に貢献してまいります。

森林サイクルの仕組み

森林は、日本の国土の3分の2を占め、水源のかん養や二酸化炭素の吸収源などの公益的機能をもっています。 植林、間伐、皆伐、再植林というサイクルを回すことにより本来の機能を発揮しています。 その間伐や主伐時に森林内に放置され、全く利用されてこなかった林地残材とよばれる木材が大量に存在し、洪水被害拡大や、再植林の弊害となり問題となっていました。 平成24年に施行された固定価格買取制度を背景に、林地残材を利用したバイオマス発電所が各地で計画され、山村や木材産業の活性化、森林整備の推進に大きく貢献するものと期待されています。 弊社では、これまで利用されてこなかった林地残材をチップ化し、バイオマス発電事業者へ販売するという今までにない流通システムを、さらに拡大したいと考えています。

チップになるまでのフロー

1.未利用木材

間伐材、枝葉、短ころなどの林地残材。
間伐材
枝葉
短ころ

2.受入、貯木

グリーンパークN&Mにて受入。
トラックスケールにて計量。貯木ヤード約2万㎡、約2万5,000トン貯木可能。

トラックスケール

貯木

3.チップ化

ドラムチッパーにてチップ化。
水平スクリーンにてチップサイズを分別されコンベアにて保管庫に運ばれる。

ドラムチッパー

水平スクリーン

コンベア

4.チップ保管庫

チップ保管200m2×2、チップサイロ600m3にてチップを保管。

チップ保管棟

チップサイロ

5.ふくおか木質バイオマス発電所

林業の活性化と、再生可能エネルギーによる持続可能な社会の実現に貢献します。

発電出力5,700kw(発電端)
年間発電電力量 約4,000万kWh(一般家庭約1.3万世帯分に相当)

ページトップへ